ちよこです。
ちょっとクライアントワークに疲れたので、久々にブログ記事を書くことにしました。
ライターとしてお金を稼いでいくと決めたとき、私は「時給」だけはかなりこだわって進めてきました。
時給100円がザラに起こるライターという仕事で、かつ私のような子育て中の主婦にとっては、いかに時給を上げていくかが収入を左右するからです。
・リサーチ
・執筆
・ファクトチェック
・チャット返信
・レギュレーション確認
などなど
ライターがやらなければならない仕事はたくさんありますが、そのうちの
どれが収入を生む仕事で、どれが収入に繋がらない仕事なのか?
どれがあなたにしかできない仕事で、どれが他の誰にでもできる作業なのか?
ということは常に考え続けなければなりません。
中でも無視できないのは「営業」です。
例えば1日8時間働けるとすると、
※1日8時間×5日×4週=160時間
1ヶ月の稼働時間が、160時間になります。そのうちの60時間を営業に使う人は、執筆に使える時間は100時間。
仮に1時間あたり1,000文字執筆でき、文字単価3円だったとすると…
1,000文字×100時間×3円=30万円で1ヶ月の収入は30万円になります。
しかし一方で、もし営業ゼロ、執筆に160時間まるまる使えるとしたら1ヶ月の収入は48万円です。
これを毎月やっていたら当然もっと大きな差になっていくわけなので、営業に使う時間って正直もったいないですよね。
できれば営業しなくても常に仕事があって、不安なく働けたら楽だなって思いませんか?
ではどうやって営業ゼロで仕事を安定させるか。これは紹介か、インバウンドの2択になります。
インバウンドというのは簡単に言うと「待ち」の営業です。
・Twitter
・インスタ
・Facebook
・ホームページ
・ココナラ
・ランサーズ
・note
などの、プラットフォームにプロフィールや実績を載せて、相手からの連絡を待つ方法ですね。ある程度作れば、待っていれば勝手に仕事が来る状態になったりします。
一方で私がおすすめしたい、というか、自分がそうなっていて「やっぱりいいな」と思うのが紹介です。
私はライター1年で月商100万超えましたが、そのときもすべて既存クライアント+紹介の仕事で、稼働時間をすべて執筆(売上を直接生む仕事)にフルコミットできたおかげでした。
もちろん誰ともつながりがない状態で紹介が起こるわけはないので、初期はクラウドソーシングなりSNSなり直接営業なりは必要です。
ただ、ある程度仕事の進め方を掴んできて、クライアントが増えてきたら、紹介で仕事が回る状態になっていくのが理想かなと思っています。
紹介の何がいいかって、まず相手が自分に対して「プラス感情」を持っている状態からスタートできるんですよね。
・このライターさん、おすすめだよ~
・このライターさん、よかったよ~
と、少なくともあなたと一緒に仕事をしたことのあるクライアントから高評価だったから紹介されているわけなので、紹介先の人と最初から信頼関係がある状態でスタートできます。
しかも、あなたのクライアントと紹介先の間にすでに出来上がっている関係値を借りられる。
「友達の友達はみんな友達」
みたいなことですよね。
名刺交換して、お互いにそんなに興味がないのに名刺に書いてあるわずかな情報から世間話を広げる必要もなければ、
仕事が本当に受注できるか分からない状態で、無給で1~2時間の打ち合わせ(セールス)をしたり、
丸1日かけて見積書を作ったりする必要もなし。
※ぜんぶ最近の私。この動きはまじで疲れる
最初からあなたを信頼して、あなたに仕事を依頼したいと言ってきてくれるわけなので、こんなに楽なことはないですよね。
で、
「どうやったら紹介してもらえるん?」
って考える人もいるかもしれないんですが、結局これ、
いい仕事をしてくれた人
にしか、紹介なんてものは起こらないわけです。
だってそうですよね。
もしあなたが新しい化粧水を試したときに、頬がカッサカサに乾燥してとんでもなく粉吹きしたとしたら、友達に勧めますか…?
ありえないですよね。
逆に、気になっていたほうれい線がなんとなく薄くなって、目元のシミが消えて、朝起きたらツヤツヤピカピカのお肌になったら、嬉しくなってどんどん周りに言いたくなりませんか?
「この化粧水、めっちゃよかった!ぜひ使ってみて!」
って。
(そんなにいいものなら、あえて周りに広めず独り占めしたくなるかもしれませんが)
ここで経営者の特性を1つご紹介したいと思います。
経営者という生き物は、カッコつけで見栄っ張りなんです(ド偏見)
周りから遅れているとか
自分だけが情報を知らないとか
そういう状況が大嫌い。
で、他人よりも優れていて、新しいものを持っているのが大好きです(ド偏見)
だから、いい仕事をしてもらったら「俺、こんなにいいものを手に入れたんだぜぇ」ってドヤるんですよね。
そのドヤりによって、いつの間にか経営者の間でその話が広まって、勝手にあなたの評判が拡散されていきます。
別に相手が経営者じゃなかったとしても、紹介の力は偉大です。
私は過去にディレクターさん同士で話が勝手に回っていて、ディレクターさんが勝手に仕事を取ってきてくれたことがありました。
ライターはこれだけ大量にあふれているにも関わらず、ライターを探している人が多いんですよね。
なぜなら「いいライター」が希少だから。
「いいライター」ってなんだろう?ってX(旧Twitter)で一時期話題になっていましたが、私が実際に紹介をいくつか受けてきた中で、本当に100%言われる要素があります。
それが、
「仕事が早い」
です。
「ちよこさんは、とにかく仕事が早いんだよ!」と言って、ほんとに毎回のように紹介されるんですよね。
これは別に「私って仕事早いのよ」「いいライターなのよフフン」と言いたいわけではなく、それだけ「仕事の早さ」を重視している人が多いということを伝えたいんです。
(もっと言うと、レスが早い人もみんな大好きです)
ちなみに私が仕事早いと言われるのはこういうところかな?と思う点は、
・レスは30秒で返す
・土日家族と過ごしていても2時間に1回は必ずチェック
・つまり遅くても2時間以内には返信
・納期を落とすなんて論外
・納期2~3日前納品を徹底
・依頼から1時間半で納品
・テスト出題から1時間で提出
こんな感じ。
即レスはもはや自分の中ではゲーム感覚になっていて、いかに早く返すかを楽しんでいるところがあります。
もはや「即レスRTA」です。
別にこれを絶対やれという話ではなく、あくまでも自分の生活で無理なくやればいいと思いますが、私がこれをやる理由の一つは、実は
自信がないから
だったりもします。
Webライターという仕事が流行り出したのは最近かもしれませんが、物書きはずっと昔からいたわけで、自分なんて後発中の後発です。
ぶっちゃけ「いいライター」の定義なんて人それぞれで、
安い=いいライター
単純にうまい=いいライター
修正が少ない=いいライター
かもしれませんし、人によっては、顔がかわいい=いいライターかもしれません。
人それぞれの価値観があるので、全員にとっての「いいライター」であるのはなかなか難しいですが、そもそも日本全国すべての会社から仕事を取るなんて物理的には不可能なので、
あなたがあなたの周りにいるクライアントにとっての「いいライター」であれば別にそれで十分なわけです。
私は先輩ライターたちに質では正直かなわないと思っているので、だったら何で勝負するか?と考えて、一番簡単にできる“スピード”を選びました。
初心者でも勝てるのってスピードくらいじゃない?と思ったんですよね。
結局それが功を奏して「仕事が早い」の代名詞的に思い出してもらえるくらいにはなれているみたいです。
これは紹介に限らずですが、何に関しても「第一想起」になるのが超大事だったりします。
第一想起とはマーケティング用語で、「○○と言えば」で真っ先に思い出されるもののことを言います。
例えば、
・晩酌で飲むビールは?
・ロボット掃除機と言えば?
・保険の相談をする相手は?
・週末にご飯を食べに行くならどこ?
などなど
おそらくあなたの頭の中にも、パッと思い浮かぶものがあるはずです。
それが第一想起です。
ライター業では例えば、
・金融ジャンルと言えば
・SEOライターと言えば
・Web集客を相談するなら
など
これを聞いたときに、クライアントが真っ先に「あなた」を思い浮かべる状態になればめっちゃ強いです。
なぜなら、クライアントが誰かと話しているときにたまたま「新しくメディアを立ち上げようと思ってて…」なんて話になったら、その場であなたを紹介してくれるようになるからですね。
私の場合はこれが「仕事が早いちよこさん」でインプットしていただいているからこそ、「いいライター知らない?」という話になった時に「この人仕事が早くていいよ」って言っていただけているのだと思います。
「仕事が早い」を求めているクライアントはかなり多い印象なので、もし何で勝負するか迷うようなら、まずはスピードを意識して仕事をしてみてください。
それだけで継続も紹介も2倍3倍に増えます。断言します。
それで「いいライター」の第一想起を取れたら、また別の武器を磨いていくのでもいいと思います。
・仕事が途切れないようにしたい
・収入を安定させたい
・セールスが苦手
な人は、ぜひ「紹介されるライター」を目指してみてください。