ライティング

リード文の書き方・考え方「ライティングとは対話である」

こんばんは、ちよこです。

今日は以前いただいていた質問に回答します。

この質問は、私が以下のツイートで質問募集をしたときにいただいたものです。

これですね~

実はこのあと結局企画をやれずじまいで流れてしまっています。

で、今回取り上げさせていただくリード文についてのご質問も、決して忘れてたわけではないのです(言い訳)。

「どんな形でコンテンツにしようかな?」というのを非常に迷っていました。

だってリード文の書き方なんてググれば出てくるじゃないですか。

単純にリード文に何を書けばいいの?
どんな風に書けばいいの?

が知りたいだけなら「リード文 書き方」とでもググればいいだけの話。

これは決して質問者様をディスってるわけではないですよ。

『質問者様には、単なる”書き方”ではなく何か別に聞きたいことがあるのでは?』と考えたわけです。

例えば、

・記事の内容に合わせてリードの書き方も変えた方がいいのでしょうか?

これかもしれないし、

・「ちよこさんは」いつもどうやって書いていますか?

かもしれない。

いかんせん私は疑り深い性格なので、質問の裏に潜む意図を(ムダに)深読みしてしまうんですねえ。

とまぁ、このような感じで、相手が本当に欲しい情報・本当にタメになる情報は何なのかとダラダラ考えていました。

どんな手段でどんな切り口で語ろうか…。

お風呂に入っているとき、ふと『自分のブログなら自分の語りたいように語っても誰にも迷惑かけんぞ』と思い、今こうして書いてみることにしました。

なんだか前置きが長くなっちゃいましたが(平常運転)

リード文について思うことを
ダラダラ語ってみます。

無類のダラダラ好き。

あえて分かりやすく回答するなら…

はい。

前置きが長すぎて忘れちゃったと思うので、質問をもう一度見てみましょう。

導入文を書くコツ!知りたい!

はい。答えます。

A.セールスライティングを応用すればいいんじゃないでしょうか?

もっと具体的に言えば、「相手の興味を引き、悩みに共感し、理想の未来を提示し、行動を促す」という流れ。

ブログライティング=PREP法な風潮もありますが、あれはリード文には合いません。

なぜならリード文は「本文を読ませる」という行動を読者に取らせる必要があるためです。

PREP法は「わかりやすく情報を伝える」ための型になるので、リード文をPREPで書こうとすると難しいはずです。

型の話になったのであえて型にハメるなら、リード文はQUESTフォーミュラが一番近いかと思います。

絞り込み(Quality)
共感(Understand)
啓発(Educate)
興奮(Stimulate)
変化(Transition)

この記事の内容で、具体的にそれっぽいリード文を書いてみます。

【Qパート】
・リード文に何を書いていいか分からず、毎回30分以上悩んでいる
・300文字? 500文字? 先を読んでもらうために適切なリード文の長さを知りたい
・正直ライティングって難しそうだしリード文もテンプレ化してしまいたい…

こんなお悩みありませんか?
リード文の書き方をググってみても、人によって言うことがバラバラで、結局どれを信じればいいのか迷ってしまいますよね。

【Uパート】
実は私もつい先日まで正解が分からず、記事を書くたびに直帰率90%超というヒドイ数字を叩き出していました。
リード文の出来によってはその先の記事を一切読んでもらえないなんてことも十分ありえるのです。

【Eパート】
しかし総額50万円を超える教材でライティングを勉強し、得られた情報をもとに効果的なテンプレートを完成させたとたん、ブログ全体の直帰率は50%も改善し、収益を2倍に伸ばすことができました。
この記事ではリード文に対するあなたの疑問をすべて解決します。

・つい先を読みたくなるリード文に最適な文字数とは
・これだけは絶対押さえたい! たった5つのポイント
・直帰率を50%改善した私のリード文テンプレート初公開

【Sパート】
リード文は記事の中でも最も力を入れて書くべきパーツです。
この記事限定で、あなたの記事に合わせて単語を当てはめるだけで活用できるテンプレートも公開していますので、読者を成約に導くリード文を迷わずサクサク書けるようになります。

【Tパート】
丸パクリOKです!
ぜひスクショ保存しておき、今日からすぐに使ってみてくださいね!

これで580字くらいです。
たぶん。

(ちなみに出てくるデータなどはすべて架空です)

それぞれのパートを書くコツはこんな感じ👇

Q(絞り込み)
…具体的すぎるほど具体的に。数字も効果的。「自分ごと化」させる。

U(共感)
…悩みの深堀。危機感の植え付け。

E(啓発)
…なぜあなたはこの記事を読むべきなのか?を伝える。実績や権威を交える。

S(興奮)
…記事を読むことで得られる未来を具体的に想像させる。ハードルを下げる。

T(変化)
…背中を押す。何をすればいいのか手順を見たままに理解させる。

(私は本業ライターではありますが、いかんせんまだヒヨッコなのでもし間違っていたら誰か教えてください)

QUESTに合わせるとリード文「っぽさ」が出るかなぁと思います。

ただ、別にQUESTがすべてとは思っていません。

そういう意味で最初に「あえて型にハメるなら」と言いました。

実は今日の本題はここではないのです。

読み手の構成要素を”すべて”考慮する

重要なのはテンプレートや型ではなく、”想像力”です。

これはリード文に限らずライティングすべてにおいてです。

なぜか。

型に頼ろうとすると、それしか見なくなってしまうからです。

どういうことかと言えば……画面の向こう側にいる読者が「無視されてしまう」ということです。

型は確かに再現性が高いし、誰にでも簡単に真似できる点で評価されて然りだと思います。

しかし個人的には、型を過信しすぎると読者の心理や事情を無視したものになるという危惧があります。

(もちろん普段からスキルをきちんと磨いていて、顧客リサーチの重要性が分かっている人にはこれは当てはまりません)

「らいちんぐ?」「ブログと言えばぷれっぷ法やろ!」「ふぁ~文章書いてお金稼げるなんてラクショ~^^」みたいな人が型さえ使えばOKと思っちゃうのは、あまりにも軽率すぎる。

例えば、甘いものが苦手な女性に対して「行列ができるお店の個数限定ケーキ買ってきたよ!」と言ってもまったく喜びませんよね。

女性=スイーツ好き

確かにその傾向はあるかもしれませんが、当然、全員が全員そうではありません

恋愛で言う型は「出会う→気になる→話しかける→仲良くなる→3回デートする→告白する→付き合う」

この程度のざっくりとしたステップでしかありません。

さすがにこれでは好きな相手を落とすことはできないのではないでしょうか。

「恋愛の型」の中でも、相手の性格・スペック・育った環境・趣味特技・好物…などのすべての要素が考慮されるべきです。

というか、”普通”はみんなそうするはずです。

▶ミッキーが好きな人だからディズニーランドデートに誘う
▶恋愛経験のない人だからいきなり距離を詰めすぎないようにする

とか、

▶欲しがっていたアクセサリーをプレゼントする

といった、「その相手だからこそ効くもの」を提供すること。

これは型を知るだけでは絶対にできません。

同じようにライティングも相手は人間なので、”普通”に考えると、読者のすべての構成要素を一つとして無視するわけにはいかないはずです。

ライティングとは対話である

「セールスマンシップ・イン・プリント」

アメリカのマーケティングコンサルタントであるダン・ケネディは、セールスコピーをこのように定義しました。

印刷された営業マン。

営業マンは言葉を使って商品を売る人です。
つまり、お客さんとすべきことは”対話”です。

ダン・ケネディのこの言葉を、私は「読み手と対話しろ」ということだと解釈しました。

※一個人の解釈です

(ちなみにお風呂の中でまず考えていたのはこれについてでした。で、リード文の質問と上手く合わせて1記事書けそうだなと考えて書き始めました)

私がやっていることは仰々しくも「ライティング」という名前がついていますが、これは

・好きな彼にアタックするJKのムーブとも
・飛び込み営業で布団を売ってる営業マンのムーブとも

なんら相違ありません。

いつも声や表情でやっていることを、文章という手段でやっているだけです。

そう考えれば、リード文のテンプレートなんて正直どうでもよくて、読み手側が

▶どんな場所で、どんなタイミングでこのページを開くのか?
▶どんな不満を抱えて生きているのか?
▶どんな状態になりたいのか?
▶目を引く単語は何か?
▶どういう声かけをすれば喜ぶのか?
▶記事を読んだ後どんな行動を取ると考えられるか?

こういった具合に、読み手(になるであろう人)のことを、一度グッと集中して妄想してみるのが一番です。

そうやって出てきた読み手の生活にフィットするような内容や文言を、凝縮して書くだけです。

『それが難しいからテンプレが欲しいんだよ!』

という声も聞こえてきそうですが。まあ。うん。分からんでもない。

正直言って、私が上に書いたリード文の例も、あれが正解かは自信ないです。

でもそれを公開して、読み手の反応を見ながら修正をかけていくことが、WEB上では簡単に行えます。

チラシを500枚刷ってしまったらもう後戻りできませんが、WEB記事なら関係ありません。

もし反応が悪ければすぐにリライトすればいいだけの話です。

これを対話と呼ばずして、なんと呼ぶのでしょうか。

ですから、あなたがもし
『ライティング=型に沿って書く』
だと思っているとしたらそれは大間違い。

型を覚えろ
=(相手のことをよ~く知り尽くした上で、さらに効果的に物事を進める手段として)型を覚えろ

です。いいですか?

相手をよく知って、「どうやったら僕の気持ちが伝わるのかな?」と頭を悩ませていれば自然に何を書けばいいのか・どれくらいの文字数が適切なのかは見えくるはずです。

簡単ではない、しかしこれは対話ですから当然やるべきことです。

結論:陽キャになれ

さて、サクッと思考を巡らせてみるだけのつもりが、なんだかんだ2時間くらいかかってしまいました。

質問者様はこの記事を読んでくれるでしょうか。答えになっていましたでしょうか。

リード文を書くコツ…
それは…

「読み手のことを想い、口説き落とすこと!」

って感じですかね。

ライター業をやっていて思うんですよね。WEBビジネスで成功するのも結局陽キャなんだなって。

(私は陰キャですが)

WEB=オタク、引きこもりみたいなイメージだけど(偏見)

結局やっていることはPCを介した人対人のコミュニケーションですから。

それだけは忘れてはならないことかなと思います。

記事の直帰率や成約率なども、こちらから見ればただの数字ですが、画面の向こうで人間が動いた結果その数字が出ているわけですからね。

数字に素直に表れているんだから、向き合っていくしかないですね。

とりとめもなくなりましたが、私のリード文に対する(ライティングに対する?)考え方でした。

ライティングを勉強するほどテクニックに走りがちなので、「相手がいる」ことを忘れないようにしましょう。自戒も込めて。

共感・反論・感想・疑問、何でもご意見いただけるとうれしいです。対話しましょう。

元ツイRTも大歓迎☺

最後までお読みいただきありがとうございました。

おしまい

公式ラインやってます。
下のボタンから登録できます👇

お友だちになってくれたら嬉しいです*

友だち追加

ライティング、マーケティングで学んだことや、近況報告など。

-ライティング