ライティング

もしハリーポッターが1話読み切りオムニバス集だったら

ちよこです。

「なんだこのタイトル」と思ってもらえましたか?

今日は【ストーリーテリングはとっても重要だよ】というお話です。

ストーリーテリング、聞いたことはありますか?

ストーリー…物語
テリング…伝える

 

 

はい。

要は、文章を書くときに物語っぽくしたら結構イイ感じになって超オススメという話をします。

情報が溢れた今の時代、特にWEB上では最後まで読まれる記事など1割もないかもしれません。

文章には型がいくつかあり、どんなに書くのが苦手な人でも型を使えばある程度のクオリティを出すことは可能です。

でもそれはあくまでも「型」。

型を見慣れた私たちは、体裁だけが整った文章なんて正直もうお腹いっぱいなのです。

心当たりはありませんか?

Google検索フォームにキーワードを入力し、サジェストでそれっぽい単語を追加。

検索結果に羅列されたタイトルの中からなんとなくそれっぽいものをクリック。

リード文をサラッと読んで、目次でお目当ての情報を探しジャンプ。

「へえ、なるほどね~(真顔)」

あとはホームボタンを押してスマホを閉じたら終了です。

WEB上の記事なんて、私たちが何時間かけて書こうが”こんなもん”なのです。

令和ってそういう時代なのです。
知らんけど。

その読者心理を理解した上で少しでも長く読ませるために、私たちがせめてもの抵抗ができるとするならば、

「ストーリー」を入れること。
これにつきます。

ストーリーテリングのすすめ

読者は毎日「いかに情報を捨てるか」を考えて生活しています。

・ニュース番組
・CM
・電車のつり革広告
・新聞のチラシ
・SNS
・上司の説教(捨てちゃダメ)
ちよこの発信(永久保存推奨)

山のように目に飛び込んでくる情報をとりあえず捨てます。

その中で興味のある一部だけを、一瞬心に留めおくのです。

文章を書くときにはこれを前提として、埋もれないライティングができなければ読まれません。

型はあくまでも「できて当然のレベル」でしかないということです。

ストーリーテリングはその名の通り、体験談やエピソードを具体的に盛り込む手法です。

なんでもない型はめライティングにストーリー要素を加えるだけで、頭の中に具体性が生まれ、イメージが鮮明に描かれます。

読みやすさはさることながら、読者に信じてもらうためにも大きな力となります。

ハリーポッター少年に惹かれる理由

前置きが長くなりましたが、実はストーリーテリングの重要性なんかどうでもいいのです(そんなわけない)。

今朝、子どもたちを保育園に送ったあと運転しながら、私はふとこんなことを考えました。

「ハーマイオニーの外伝が読みたい」

ハーマイオニーとは、世界的に有名な大ヒット小説ハリーポッターシリーズに出てくる、賢い女の子です。

ハリーポッターとハーマイオニーは、魔法魔術学校ホグワーツで、ドキドキハラハラな冒険を繰り広げます。

そういえばロンもいます。(雑)

ハーマイオニーや他の登場人物にスポットライトを当ててもっと詳しく知ることができたら、ファンは喜ぶんじゃ?と思ったのです。

話は少し逸れますが、実は最近、頑なに拒んできた漫画アプリをついにダウンロードし、1日数十分を漫画に費やしています。

ホラー漫画にハマっていて、2タイトルを毎日少しずつ読み進めているのですが、そこで気付いたことがあります。

漫画Aには感情移入できるし、毎日続きが読みたくてたまらない。

しかし、漫画Bには感情移入するどころか暇つぶしになんとなく読んでいるだけで、別に読まなくても気にならないのです。

もちろん話の中身や絵柄の好みといった違いはあるでしょう。

しかし、決定的な違いは

・漫画Aは毎回同じキャラクターが主人公

なのに対して、

・漫画Bは毎回主人公が変わる短編集

なのです。

同じ「ストーリー」なのに、引き込まれ方が全然違うのです。

ここで話を戻しますと、ハリーポッターシリーズが最初から短編集だったら、あそこまでの人気作品になっていたのでしょうか。

(あくまでも個人的な思考実験ですよ)

今、世界中にハリポタファンがいる中でハーマイオニー外伝を出せば、ファンは大喜びで大ヒット間違いなしですが、

ハリーポッターが最初に書かれたあの頃に、
ハリーポッターがまだ誰にも知られていなかったあの頃に、

【ホグワーツで過ごす名もなき生徒一人ひとりの日常を描いたオムニバス小説】だったら、ここまでのヒットはなかったのではないでしょうか。

ハリーポッター少年が、山あり谷ありの長編シリーズを通して読者にたくさんの感動と興奮を与えたからこそ、多くの人が魅了されたのではないでしょうか。

似たような物語であっても、属人性や連続性は大いに影響します。

読者をあなたのファンにする

ここで言いたいことは、ストーリーテリングの手法を使えたとしても、読み手が引き込まれなければ意味がないということです。

簡単に情報が手に入る今、誰もがプロ仕様の高度なノウハウを知っています。

でも何事にも言えるのは、その本質を理解しなければ、ノウハウはノウハウのままということ。

いいですか。

私は「ストーリーテリングは大切だ」という主張をしていますが、ストーリーテリングは目的ではありません。手段です。

ストーリーテリングの目的は、読者に文章を読ませることなのです。

いえ、嘘です。
これも70点の回答です。

ストーリーテリングの真の目的は、読者に文章を「読ませ、信じさせ、行動させる」ことです。

いわゆる3NOTを打開するのです。

そのためには、ストーリーによって読者に感動や共感などの心の動きを与え、波風を立て、揺さぶらなければなりません。

ハリーポッターが売れたのは、彼の冒険に全世界が震撼し、惚れ込んだからです。

読者の心を震わせて、愛されてください。
ファンを作ってください。

ファンというものは、お願いしてでもお金を払いたい生き物です。

ストーリーは、あなたの文章に「お願いされてでもお金を払ってもらえる」力を与えてくれるのです。

すべての文章に入れるのは難しいかと思いますが、特に長文を書くときには意識してストーリーを入れられないか考えてみてくださいね。

それでは、最後まで読んでくれてありがとう(#^.^#)

ジャパニーズ・ハーマイオニーでした。

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